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好きなことテキトーに書いていく日記

銚子電鉄のオンラインショップでぬれ煎餅を買った話

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 はじめに

皆さんは銚子電鉄という鉄道会社をご存知だろうか。銚子電鉄は千葉の銚子市を走る地方ローカル私鉄である。鉄道業が本業のはずなのだが万年赤字であるため、ぬれせんべいなどの飲食業で経営をまかなっているというよく分からない会社で、最近は名誉なのか不名誉なのかは知らないがもっぱら私鉄業界における愛すべき貧乏キャラを確立しつつあり、ずっと経営がまずいまずい言いながらもなんとか存続していくだろうと、少なくとも私は考えていた。

しかし、どうやらここ数ヶ月のコロナのあおりを受け収入が激減し、マジのマジで潰れそうらしい。

ということでそんな銚子電鉄の力に少しでもなるべくぬれせんべいをインターネットで購入したので書いていこうと思う。

銚子電鉄とは

もうちょっと詳しく銚子電鉄について書く。知ってる人は飛ばして、どうぞ。銚子電鉄は千葉県銚子市(千葉の右上のとがっているところ。チーバ君で言うところの後頭部)銚子駅(JRと接続)~外川駅を結ぶ6.7kmの短い私鉄ローカル線である。

私も去年の夏(近畿旅行の帰りに行ったがまだ日記は書いてないので今度書こうと思う)ナシオ君と連れだって行ったが、沿線は一言で言うと港のある田舎である。

まあ当たり前のことであるがそんな沿線環境のため鉄道自体は大赤字であり、普通だったら廃線待ったなしの地方私鉄にありがちなヤツなのであるが、銚電のすごいところはここから今までなんとか乗り越えてきたところにある。

 元々京成グループだったらしいのだが色々あって地元の建設会社の傘下になり、そこでも色々あった結果2000年代後半には電車の整備費すらなく廃業寸前まで行った。が、キレのある自虐ネタと共に自社で製造していたぬれ煎餅をアピールしたところ全国から注文が殺到し、それから今までなんとかぬれ煎餅とその他食べ物系で鉄道の赤字を補ってきたそうだ(とは言っても赤字なのだが)。

赤字の鉄道を維持するために煎餅を売るという煎餅屋なのか鉄道屋なのかよくわからん会社である。

あ、ぬれ煎餅って言うのはしっとりフニャフニャした煎餅のことである。食べる際にそこまで力がいらないので歯の力が弱いお年寄りや小さい子も食べることが出来る。しかも銚子電鉄ぬれせんはおいしい。

なんでぬれ煎餅かというと元々銚子が醤油で有名な町だったからである。去年行った際には近くに醤油工場があるため大豆の匂いがした。

 

ちなみに私は幼い時にも父親に連れられて乗りに行っている…らしい。ぬれ煎餅食べたぐらいしか記憶がないのだが、ちゃんと全線乗車していた。その時の写真も貼っておこう。

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(モザイクで隠してるけど)若いというか幼い。まだ小学生だったし。日付は2006年とあったのでどうやら父もぬれ煎餅に触発されて行ったようである。

ちなみに父親は乗り鉄なので幼い時からよく各地に連れて行かれた(記憶はほとんどないのだが)。だが最近は「休みが取りにくくなったし、長時間座っているのがキツい」とかいう乗り鉄にあるまじき理由で家でA列車で行こうばかりやっている。なおド下手くそな模様。

 

沿線には犬吠岬という関東最東端の岬があり、観光に行っても割と面白い。これは去年行った写真。

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東映映画の冒頭の波がバシャーってなる映像はここで撮られたモノらしい。近くにはおしゃれなお店が建っていて特産物などを買える。

で、銚電としては他県から人が犬吠岬に観光しに来て、電車に乗って、ぬれ煎餅を買って(ここが一番重要)くれることで収入を得ていたそうなのだが、ここ最近のコロナのせいで観光客がめっきり減ったらしい。そもそも犬吠岬の灯台も閉鎖されている。

news.yahoo.co.jpという訳で収入源が失われ廃業まで秒読み状態になってしまったとのこと。

一日の切符の売り上げが4480円とのことだからもはやなんで営業してるのか分からないレベルのやばさである。だが地域住民が利用しているとのことで銚電としては廃業したくないそうだ。個人的にも関東から日帰りでいける良い観光資源なので潰れるのはもったいないなぁと思う。

(前置きが長くなったが)ということでそんな銚子電鉄に少しでもお金を落とすべく、オンラインでぬれ煎餅を買ったのでその課程を書いていく。

オンライン注文

銚子電鉄が販売しているモノは以下の公式オンラインショップで購入出来る。

chodenshop.com

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シンプルで見やすいページ。某国内大手ECサイトにも見習って欲しい。

1,ログイン

購入には会員になる必要があるとのことだったので最初に登録をした。

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ここもしっかりとしたシステムである。

多分ID持っている人はほとんど居ないだろうし、下の新規会員登録をクリック。住所やメールアドレスの入力欄が出てくるのでそこに書き込むだけ。たった2分ほどで登録が完了した。

2,商品を選ぶ

次に商品を選ぶ。いくつか紹介しておこう。

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まずは名物ぬれ煎餅。濃口・薄口・甘口の3つがある。個人的には濃口が好きだが割としょっぱいので、苦手な人には薄口がオススメ。

訳あり品は形が悪かったり味付けが濃い・薄いものの詰め合わせである。こっちの方が安いし量も多いので、おやつにポリポリ(というかムニャムニャ)つまむのであればこちらでもオススメ。

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新商品としてはバナナカステラなる物もあった。割とおいしそうだ。

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また、ぬれ煎餅に続くヒット商品になったのがこの『まずい棒』。(経営が)まずいと言う意味で、味はおいしいらしい。ドンキホーテヴィレッジヴァンガードに置いたら売れそう。

そのほかにもラーメンだとか『鯖威張るカレー』(サバイバルとかけた洒落)なんていう物を売っている。ちなみに最近は電車の音までデータで売り出したらしい。

イデアでお金を稼ぐすごい会社。鉄道会社とは一体。

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ちなみに新グッズに『お先真っ暗セット』なるものがあった。自虐が過ぎるぞオイ。

 

で、私は王道を往くぬれ煎餅をカートに追加。

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濃口の10枚入に加え、訳あり品の甘口と薄口も買ってみた。合計2064円。

3,支払い

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何やらポイントが付くらしい。これはリピーターになるしかないな…。

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支払い方法は銀行振り込み・代引き・クレジットカードを選べる。手数料がかからず一番簡単なクレジットでいいだろう。

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送料は非会員:660円、会員:550円(沖縄・離島は2200円と2090円)。6000円以上で無料になる。

こんぐらいだったら喜んで払いますよ。銚子行くより断然安いし。

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と言うことで購入。すぐに決済が来た。今は注文が立て込んでいるそうなので発送まで一週間ほどかかるらしい。家で気長に待つとする。久しぶりのぬれ煎餅が楽しみだ。

まとめ

ということでぬれ煎餅をオンラインで買った話。

煎餅が好きな人には銚子電鉄の手助けをすると思ってここでぬれ煎餅を買って欲しい。あと銚子は結構面白い場所なのでコロナが収束したら観光に行ってぬれ煎餅でも食べてくれ。関東からなら日帰りでいける。

 

ということで今日はこの辺で。ではでは

 

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